遊びながら学ぶ
キタキツネの子どもたち

キタキツネの子どもたちは遊びながら生きて行く術を学んでいきます.
それはそれは大事なこと、大事な時間.
この場所を離れると次は人間社会に対しての警戒心を学んでいきます.
人を見たら逃げる、車を見たら逃げる…
野生動物からしたら当たり前のことなんだけど、親から受け継がれることもあります.
もし親キツネが人間からエサをもらったり、ゴミを漁ったことがあったりして、
人間に対して警戒感が薄まっているのなら、
残念ながら子どもたちにもその様な気持ちが生まれてしまうかもしれません.
そうなると車に轢かれたり、害獣として駆除される確率が高まったりで、
結果として寿命が短くなってしまう…かもしれません.
野生動物たちとは適度な距離感が必要.
可愛い、何かあげたい、近くで見たい、と思うことは当然ですが、
人に慣れない環境を作ってやるために、その気持を我慢するのも当然、と思える心を持ちたいものです.

